ブックタイトル長岡の大花火 ’12 オフィシャルガイドブック

ページ
41/86

このページは 長岡の大花火 ’12 オフィシャルガイドブック の電子ブックに掲載されている41ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

長岡の大花火 ’12 オフィシャルガイドブック

M A S A H I R O T A K A S H I M A 天草の地方紙記者・遠藤玲子(松雪泰子)が長岡を訪れたことには幾つかの理由があった。ひとつは東日本大震災に於いていち早く被災者を受け入れた長岡市を新聞記者として見詰めること。そしてもうひとつは、かつての恋人・片山健一(髙嶋政宏)からふいに届いた手紙に心惹かれたこと。手紙には、女子学生・元木花(猪股南)が書いた『まだ戦争には間に合う』という舞台を上演するので玲子に観て欲しいと書いてあり、「長岡の花火はお祭りじゃない、空襲や地震で亡くなった人たちへの追悼の花火、復興への祈りの花火なんだ」という結びの言葉が強く胸に染み、導かれるように訪れたのだ。こうして2011年夏。長岡を旅する玲子は行く先々で出逢う人々と、数々の不思議な体験を重ねてゆく――!1965年(昭和40年)10月29日生まれ東京都出身1987年 映画「トットチャンネル」でデビュー。以後、映画・テレビ・舞台と幅広く活躍。主な出演作品に、映画「ヤマトタケル」「新・極道の妻たち」「間宮兄弟」。テレビ「ブラッディ・マンデイ2」、「ストロベリーナイト」「利家とまつ」。舞台「王様と私」、「エリザベート」、「黒蜥蜴」などがある。映画「この空の花 ―長岡花火物語」では高校演劇部指導教員「片山健一」役を演じる。プロフィールたかしま まさひろ『この空の花大林宣彦監督作品|長岡花火物語』あらすじ2今こそ届けよう!感謝と勇気!長岡市復興へのあゆみ髙嶋政宏―最初にこの台本を読んだ時、いかがでしたか? 初めて、台本を読んで、家の椅子からしばらく立ち上がることができませんでした。そして、試写を見終わった後、小一時間は、両手から完全に握力がなくなるほど腿を握りしめていました。そんな衝撃を与えてくれる作品です。―この作品を通して思う事は何ですか? おそらくこのポスターを見て、「世界中の爆弾が…、戦争がなくなればいい」皆さんそう思I N T E R V I E Wいますよね。でもこの映画は、全然違います。たしかにキーワードは「戦争、空襲、長岡」ですが、大林宣彦監督から「未来へ伝えていく、残さなければいけない事」を感じました。と同時に、我々俳優たちに対して「もうちょっと突き抜けたものを撮ってもいいんじゃない」っていう強烈なメッセージも感じましたね。―映画「この空の花 ―長岡花火物語」の見所は? とにかく感じてほしい。脳を活性化させてほしい。脳が喜んで、脳細胞が何とかしてこれを外に発信していく。何か信号を送るはずですから。今までにない作品なので是非とも劇場で見て下さい。 「長岡空襲」「長岡花火」といった長岡市の人たちには尚更、想像を絶する作品になっています。とにかく、余計な知識や理屈抜きに楽しんでもらいたいですね。言葉にならない感動と興奮で涙が止まりませんでしたインタビュー3 8 3 7