ブックタイトル長岡の大花火 ’12 オフィシャルガイドブック

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概要

長岡の大花火 ’12 オフィシャルガイドブック

人々の気持ちが石巻から離れないように流燈め、石巻を離れる人があいついでいた。 主催団体である石巻川開祭実行委員会は「どんなに小さくても心に残る花火をあげよう」。そう呼びかけ開催へとこぎつけた。全国花火サミットで交流が深かった長岡まつり協議会からは「慰霊と鎮魂の花火」としてフェニックス花火が贈られた。 これは中越大震災の際、「感謝」の気持ちと、復興の時に花火からもらった「勇気」が石巻市に届くよう願いを込めて贈られたものだった。 花火大会の前日、震災で亡くなった人のため、およそ1万個の流燈が行われた。そして翌日、花火が石巻の夜空に打ち上げられる。石巻の街が久しぶりに賑わいを見せていた。 最後を飾った花火は長岡市から贈られたフェニックスだった。夜空に舞った不死鳥が復興への一筋の光となって石巻市の皆様の心に届いた瞬間だった。石巻の夜空へ 2011年8月1日、宮城県石巻市の夜空に花火が上がった。東日本大震災から5ヵ月。およそ5,000発もの花火が石巻の夜空を彩った。 石巻市では毎年東北最大級の花火大会が開かれていた。石巻の花火大会は「石巻川開き祭り」と言われ、北上川を開削し、石巻発展の礎を築いた〝川村孫兵衛重吉翁?に対する報恩感謝の祭りとしてはじめられた由緒あるお祭り。しかし、石巻の企業の7割が被災した今、これまでのように資金が募れず、開催が危ぶまれていた。それに拍車をかけるように、仕事を求長岡の不死鳥石巻の夜空に咲く長岡の不死鳥Special contents vol.01P h o e n i xt o I s h i n o m a k i